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■2007年
それでもボクはやってない
(2007年・日本)
監督:周防正行 出演:加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、役所広司 ☆☆☆☆☆
この映画の関係者の方から話しを聞いていたので、モデルとなった方の著者「お父さんはやってない」を読んだら、裁判や冤罪の現実に衝撃を受けて、映画館へ行くことをしばらくためらってしまった。映画も違う意味でシリアスです。
観ようと思っているのに映画館に足を運んでいない今年。指をくわえて上映終了を見送っている感じです。年末にケーブルテレビにして以来、映画チャンネルを頻繁に観ているからか、是非観たい!と思っているのにどこかでお腹いっぱいな状態なのか?フラガール、マリー・アントワネット、ディパーテッド・・。
数度は映画館に行ったはずだけれども何を観たかも覚えていない。覚えているのがそれボクだけ。健忘症か?
ケーブルで上映されているものは、かつて観た事があるものが多く、真剣に観てもいないので、改めて感想も書けない。書けないもうひとつの理由に、かつての邦画はアイドル系か、人の鬱々悶々とした所を描く事に焦点を置いたものが多すぎて、ネガティブさに気力を奪われているのかも。新作を映画館に行かなくては。
野獣死すべし
(1980年・日本)
監督: 村川透 原作: 大藪春彦 出演者: 松田優作/鹿賀丈史/小林麻美/室田日出男
人間の証明 (1977年・日本)
監督: 佐藤純彌 原作: 森村誠一 出演者: 松田優作/岡田茉莉子/三船敏郎/鶴田浩二
トカレフ (1994年・日本)
監督: 阪本順治 出演者: 佐藤浩市/大和武士
Wの悲劇
( 1984年・日本)
監督: 澤井信一郎 原作: 夏樹静子 出演者: 薬師丸ひろ子/世良公則/高木美保/三田佳子
野性の証明
(1978年・日本)
監督: 佐藤純彌 原作: 森村誠一 出演者: 高倉健/薬師丸ひろ子/中野良子/夏木勲
新座頭市物語・折れた杖(1972年年・日本)
監督:勝新太郎 出演:勝新太郎/太地喜和子、中村賀津雄/吉沢京子/小池朝雄/大滝秀治
乱 (1985年・日本)
監督: 黒澤明 出演: 仲代達矢/寺尾聰/根津甚八/原田美枝子/宮崎美子/井川比佐志/ピーター/植木等
ユー・ガット・メール (1998年・米)
監督:ノーラ・エフロン 出演:トム・ハンクス/メグ・ライアン
WASABI (2001年・日本)
監督: ジェラール・クラブジック 出演: ジャン・レノ/ 広末涼子/ミシェル・ミューラー
さくらん (2007年・日本)
監督:蜷川実花 出演:土屋アンナ、椎名桔平、菅野美穂
男前な女監督の描く花魁の世界。原作を試しに1冊読んでみたが、映画の方が圧倒的にいい。色彩が実花カラーで強いけれども内容はさっぱりしている。もっと言いたい事を言わせてやらせてみても良かった気はした。
ホリデイ (2006年・米)
☆☆
監督:ナンシー・メイヤーズ 出演:キャメロン・ディア、スケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ
いわゆるロマンティックコメディーです。突然の休日に観に行く。キャメロンは静止中は下品な印象が拭えない気がしていましたが、動くと親しみ易くて
"とてもかわいい"
パリ・ジュテーム (2006年・仏)☆☆☆
監督:諏訪敦彦等 出演:ジュリエット・ビノシュ、ナタリー・ポートマン等
世界中の18人の監督による「愛」をテーマにした短編オムニバス映画。脚本はあるのか?と思わせるような即興ものも多く、有名所の俳優も多く、若干退屈でもあるが、パリの街並みを楽しむのにいいかも。マイム・アーティストの夫婦の話しが好みでした。後で調べるとこの監督、本来はアニメ監督で日本のアニメ通だとか。あぁ・・・ぁ・・サブカルチャーにちゃんと洗脳されている自分を知る。
ダ・ヴィンチ・コード (2006年・米)☆☆
監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ
絶賛上映中!は観る気がしなかった。本の方が面白いよという事ですが、近々ルーブル美術館に行く予定があるので、観ておく事に。アイロンをかけながら観たせいか、ピンとはこない。このテーマは普遍的で、さまざまな視点で多く扱われる。
ニキータ (1990年・仏)
監督:リュック・ベッソン 出演:アンヌ・パリロー☆☆☆
久々にちょっと胸を打たれる。レオンほどのエンターテイメント性はまだないが、主人公が大人なだけに感情移入する。(撮影当時夫婦だった?)監督は決して主役を殺したりしないだろうという読みが見え過ぎるのもあり、ゲイリー・オールドマンのエキセントリックさが欲しい。欲しいと言ってもこちらの方が前の作品なのだから当然か。
バベル (2007年・仏)
監督: 出演:☆☆☆☆
短大の授業科目「美術館鑑賞」の中で鑑賞する。アカデミー賞作品であり主演女優さんが若いという所もあり、学生さんの希望もあったので選ぶ。学生の観賞後のディスカッションをまとめると、ショッキングなシーンが多く視覚的に危なげなシーンもあり、そこを乗り越えて観れたかどうか?の差があったようだ。日本・アメリカ・モロッコ・メキシコのあらゆる文化圏に住む人たちは、窮地に追いやられ瞬時の判断を誤り、みんな本当に苦しそうに泣いている映画だった。希望を見つけられた学生さんもいたようで安心する。あっと言う間に上映は終わった。共有するひとつの銃と共有できないこころと価値観。東京の高層ビルは現代版バベルの塔。数人の登場人物は共有できているところから希望が生まれる。この希望のかけらをどうしていけばいいのか・・を突き付けられるラストである。
ムーランルージュ (2001年・米)☆☆☆
監督:バズ・ラーマン 出演:ユアン・マクレガー、ニコール・キッドマン
最初から最後まで「最高の幸せとは、愛し、愛する人に愛される事」の台詞のオンパレード。映画じゃなくてもその通りである。でもこれを「ニッポン花魁@パリ版」として観たら、やっぱり裏社会の悲哀と逞しさをベースにして悲恋でおわるか、恋は成就するけれども死が訪れるか、であるからして、いやたぶんなぁ・・・と思いつつ予想通り。二コールキッドマンはいつでもどこでもやっぱり美しい。生まれ変わりたい(笑)。ギラギラの舞台はクールビューティーには若干不釣り合いだがユアンの清潔さは嵌まり役。いつもムーランルージュの裏舞台を覗いているようなカメラ。悲恋なのにコメディー。そこがニッポン花魁とは違っていて面白かった。娼婦とはいつの時代もとても良いモチーフである。
1リットルの涙 (2004年・日本)☆☆☆
監督:岡村力 出演:大西麻恵、かとうかずこ
国際線の中でリモコン操作を過って映画が始まってしまった。主役の女の子の透明感のようなものに引き込まれてつい最後まで観てしまう。難病に前向きに立ち向かう女の子と家族の話。文科省推薦の映画らしくさっぱりとしていてとても観やすい。要するに子ども向けではある。飛行機という密閉された空間で観たからか、それなりに嵌まってしまい、機内食を泣きながら食べた。激情的ではないところがそれはそれで良かったのかもしれない。
ゾディアック (2006年・米)☆☆
監督:デヴィッド・フィンチャー出演:ジェイク・ギレンホール 、マーク・ラファロ 、ロバート・ダウニー・Jr
欠点の少ない良く出来た完成度の高い映画なのだろう。 DNA鑑定も携帯電話もない時代の刑事コロンボが見えているのに捕まえられない犯人に翻弄されていくストーリー。しかし、観賞後の後味がとても悪かった。
女帝エンペラー (2006年・中国)☆☆☆☆
監督:フォン・シャオガン 出演:チャン・ツィイー、ダニエル・ウー、グォ・ヨウ
国内よりも国際評価を狙ったのか、ほどよく中国的である。中国の壮大さを全面に出すよりも、宮中をコンパクトに舞台を観ているかのようなカメラ。白、黒、緑、橙で色彩はまとめて美術的に素晴らしい。一般評価はあまり高くないようだけども私は面白かった。もちろん上記の映画とは違って完成度という点ではぐっと落ちる。ワイヤーアクションもちょっとくどい。チャン・ツィイーも迫力不足なのかもしれない。アクションを少しまとめて、シェイクスピアがベースなのだから、もっとみんな苦悩すべきだと思った。ある意味で、そこが最も中国的だったように思う。
ボビー BOBBY (2006年・米)☆☆☆
監督:エミリオ・エステヴェス出演:アンソニー・ホプキンス、シャロン・ストーン、ウィリアム・H・メイシー、デミ・ムーア、ローレンス・フィッシュバーン、エミリオ・エステヴェス
ロバート・F・ケネディが暗殺された現場であるホテルを舞台に、当時のアメリカを象徴するような登場人物が、歓喜に酔いしれる夜の、悲劇までを描く。思いがけずシャロン・ストーンが良かった。
マリー・アントワネット (2006年・米)☆☆☆
監督:ソフィア・コッポラ 出演:キルステン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン
歴史ものではない。ですから革命直前の緊張感もありません。やんちゃな1人の女性といった所でしょうか。歴史物ではないといった視点で観れば、豪華なきらびやかな映画です。好き嫌いはあるでしょうが、重厚感などすっとばした新しい切り口の、センスあるポップでロックなアイドル@マリーアントワネットです。
フラガール (2006年・日本)☆☆☆☆
監督:李相日 出演:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優 富司純子
石炭から石油への変動期。女優さん達のダンスシーンは感動的。富司純演じる炭鉱事故で夫を亡くした女性の台詞で、「仕事っていうのは暗いところで黙々とするものだと思っていたけど人前の明るいところで希望を与える仕事もいいと思う(に近い台詞)」を言い切ったシーンも互角に印象的。
硫黄島からの手紙 (2006年・日本)☆☆☆☆
監督:クリント・イーストウッド 出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童
親米派でありながらアメリカを最も苦しめ、後にアメリカから最も優秀と賞された指揮官の栗林忠道中将が家族に宛てた手紙を基に、死を覚悟しながらも一日でも長く島を守るために戦い続けた男たちの悲壮な最期。
恋とスフレと娘とわたし (2007年・米)☆☆
監督:マイケル・レーマン出演:ダイアン・キートン 、マンディ・ムーア
ダイアン・キートンのための映画。
幸せのレシピ (2007年・米)☆☆☆
監督:スコット・ヒックス出演:キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、アーロン・エッカート
ラブコメですが、しっかりとした演技。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの安定感。目もとがやさしくなったんですね。
ミス・ポター (2007年・英)☆☆☆
監督:オリヴィエ・ダアン出演:レネー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン
英国人がピーターラビットを大切にしているのは知っていましたが、その意味については考えた事はなかった。彼女がナショナル・トラスト運動に貢献した方だったのですね。そして自立した女性の先駆的存在でもあります。けして孤高を愛する堅物でもなかった。古き良き英国人と湖水地方が観られます。
エディットピアフ (2007年・米)☆☆☆☆☆
監督:オリヴィエ・ダアン出演:マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー
主演女優賞ノミネートは確実でしょう。ざっくりと切られるような別れの連続で痛々しくとも、歌える条件が途切れない。あっという間で、苦手なシャンソンも身近に感じられました。
クイーン (2006年・英仏伊)☆☆☆☆
監督:スティーヴン・フリアーズ出演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル
ダイアナ元皇太子妃の死後のロイヤル・ファミリー、エリザベス2世の姿を描く。もともと ダイアナにさほどの共感を感じてはいない私が観ても、ちょっとピンとこない。御健在のクイーンを描くのには限界があるかな。しかし、ヘレン・ミレンは貫禄です。
力道山 (2006年・日本)☆☆
監督:ソン・ヘウン出演:ソル・ギョング、中谷美紀、萩原聖人
プロレスラー力道山を題材にしたもの。リアルタイムで知らないので、ちょっとよくわからない。そしてどうして観たのかもわからない。
ALWAYS 三丁目の夕日 (2005年・日本)☆☆☆☆
監督:山崎貴監督出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、薬師丸ひろ子
ALWAYS 続・三丁目の夕日 (2007年・日本)☆☆☆☆
監督:山崎貴監督出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、薬師丸ひろ子
この時代は知らなくても、小道具にもいちいち感動します。もちろん続編希望。
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