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■2008年
砂の女 (1964年・日本)
監督:勅使河原宏 出演:岡田英次/岸田今日子 ☆☆☆☆
勅使河原宏の映画を観てみたいと思っていたら、ケーブルにて放送があったので深夜に観た。深夜に観るのは、悪い夢を観そうなのでお薦めできない。安部公房の代表作の映画化。当時、かなり前衛的な作品だったと思う。蟻地獄のような砂の底に棲んでいる奇妙な女とふいにやってきた男性とのシュールな関係。海外での評価が高かったのは、
スタイリッシュなモノクロ映像と武満徹の音楽が効果的であったからだと思う。カンヌ国際映画祭で審査員特別賞等を受賞。
博士の愛した数式 (2005年・日本)
監督:小泉堯史 出演:寺尾聰/深津絵里/齋藤隆成/吉岡秀隆/浅丘ルリ子 ☆☆☆
原作は小川洋子。記憶が80分しかもたない天才数学博士と家政婦、幼少から母親と二人で生きてきた10歳の息子とのあたたかいストーリー。きっと良い映画なんだろうな。
すいか (2003年・日本)
出演:脚本:木皿泉 出演:小林聡美/ともさかりえ/市川実日子/高橋克実/金子貴俊/小泉今日子/もたいまさこ/白石加代子/浅丘ルリ子/片桐はいり
☆☆☆☆☆
日本テレビ系列で放送され、視聴率はさほど高くなかったようだが、向田邦子賞等を受賞している。コアなファンが多い。女性ばかりのレトロな賄い付き下宿での一夏を描き、舞台は世田谷区三軒茶屋。年に一度のペースで思い出したようにレンタルしては繰り返し見ている。いっそ買うべきかとも思う。「すいか2」を心から希望します。日テレに投書しようかとさえ思う。。。
エリザベス:ゴールデン・エイジ (2007年・英/仏)
監督:シェカール・カプール 出演:ケイト・ブランシェット/ジェフリー・ラッシュ/クライヴ・オーウェン
☆☆☆☆☆
待っていました、ケイト・ブランシェット。公開初日に映画館にまっしぐら! Vol.1は、少女からクイーンになるまでの大いなる成長が描かれていたので、メリハリがあったが、今回はクイーンの内面が重視されたため、派手さは衣装に任せるといったところか。今回は、公人と私人の二つの側面を描くというより、「女王」という立場の女性の葛藤を描いた印象が強く、現代のキャリアウーマンである普通の女性が共感できてしまう。欲を言って、やはり、無敵艦隊に立ち向かう黄金時代のクイーンの政治力とクールさと強靭さを、もっと描写して強い歴史映画を期待した。しかし、ケイト・ブランシェットは貫禄充分で素晴らしく美しい。やはりマイベスト1の女優。
犬神家の一族 (2006年・日本)
監督:市川崑 出演:石坂浩二/松嶋菜々子/尾上菊之助/富司純子/松坂慶子/萬田久子
☆☆☆☆
良い監督には、良いスタッフと役者が揃うのだなぁ、と納得。
彼女をみればわかること (1999年・英国)
監督:ロドリゴ・ガルシア 出演:グレン・クロース/ホリー・ハンター/キャシー・ベイカー /キャリスタ・フロックハート/キャメロン・ディアス
☆☆☆☆
豪華なキャストが勢ぞろいのこの映画は、5つのストーリーがオムニバス形式で進んでいく展開となっている。これも暇つぶしとなんとなくキャストの豪華さに惹かれて観たのだが、グレン・クロースが若い占い師に辛辣なことを言われるのを、身じろぎもせず聞いている顔アップのシーンがあり、そこから引き込まれるように観始めた。タイトルはそれなりにポップだが、内容はなかなかきつい。仕事という自己実現と家庭や介護という現実的な問題を抱えながらでも、人生のパートナーを求める女性たち。女性の自立に強いアメリカだからこそ夢憧れでなくシビア。低予算だったにもかかわらずのこのキャスト。そして、監督のロドリゴ・ガルシアが男性だったことに驚き。女性でないならなんなのだ?
曾根崎心中 (1978年・日本)
監督:増村保造 出演:芽衣子/宇崎竜童/井川比佐志 ☆☆☆
歌舞伎の演出なのでしょうか。最後の自決シーンは息をのみます。
相棒-劇場版- (2008年・日本)☆☆☆
監督:和泉聖治 出演:水谷豊/寺脇康文/鈴木砂羽/高樹沙耶/岸部一徳
にわか豊ファンとしてはりきって観る。その後、ドラマ相棒のDVD53枚を約2週間で全部観る。必殺仕事人。
つぐない (2007年・英国)
監督:ジョー・ライト 出演:キーラ・ナイトレイ/ジェームズ・マカヴォイ/ロモーラ・ガライ/ヴァネッサ・レッドグレイヴ/シアーシャ・ローナン/ブレンダ・ブレッシン
アカデミー賞受賞作品。イギリスらしい、どろどろ感のない、人間の罪や、情熱にたいしてさえも冷徹な視線で捉えた映画だった。原作である文学作品に対して、心理表現を巧みな構成や技術で
駆使されて綺麗な映画である。美しい。評価の高い映画に違いない。しかし、なぜか、納得がいかない。どうしてか・・・。彼女の罪はつぐなわれたのか?この映画のタイトルは「つぐない」でいいのか???物語として彼女はつぐないの人生を送ったことになっているが、その描写が足りないからだろうか。正確に言えば、彼女はつぐなえなかったのだ。そのつぐなえなかった彼女に対する描写が弱い、いや抜けている。タイトルが「つぐない」でなければ、腑に落ちたかもしれない。それとも完成度の高い映画のあら探しだろうか。
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